【公式】たくらふのブログ

嘘でも本当でもない夢現な日常ブログ

2018-01-01から1年間の記事一覧

お弁当箱戦争

白い大地を侵すことはできない。 その領土は神聖である。 我々は常々、白の領土を目指し幾重にも戦略を練り、2018年、平成最後の時を迎えようとしていた。 これは、ご飯とおかずの、終わりなき戦いのプロローグである。 白、緑、黄、赤、茶、橙、さまざまな…

マイノリティー

少数派。 多様化が進む中、少数派の意見が目に付くようになった。 主にSNSの普及で、自ら情報の発信者となることにより、かつては表に出ることのなかった情報が溢れている。 目に付く、という表現から察するに、私個人としてそのような少数派の意見に対し快…

あるドラマのワンシーン

さて、私がまだ中学3年生の頃の話です。 臨時講師として、国語の教科を受け持つ先生が赴任しました。 仮に桜井としましょう。 そんな夢想の物語を、壮大なスケールで描き出すため、私は見えてるものを見ようとして望遠鏡を覗き込んだのです。

春はこにしき

水ぶくれは潰さない方が、溜まっている体液が組織を回復させるので治りが早い。 というデマを信じて放っておいた水ぶくれはいつまでも治らず、本能に従いブヨブヨの皮をベラっと剥がし、周りの細かい皮もちゃんと手入れすると、ツルツルの綺麗な新しい皮膚が…

170円の旅

電車。 人文名(人が作り出した文明)の最高傑作。 人文名とは、私が今作った造語だ。 いつしかセンター入試の国語のテストでこのワードが現代文のテストに採用される日を願うばかりだ。 さて、こんな問題を出された国語教師はこう思うだろう。 「こんなふざ…

タイヤードタイヤ

くたびれたタイヤはころころと転がり、やがて倒れた。 ゴムの弾力は失われ、渇いたひび割れの中に砂利が詰まっている。 こんな具合に、私は疲れ、果て、眠る。 また体を起こした朝に向けて、ころころと進む。 いつ終わるとも知れない明日を待ち、いつ終わる…

好きな音

今日は私の好きな音について共有する。 人間には共通して、快感を覚える音というものが存在している。 例えば、緩衝材として使われるプチプチを雑巾を絞るようにして一気に破裂させた時の、 「ブバチバチバチビチパチッ!」 という、音。 寒い冬の朝、霜が降…

パジャマ

あなたは寝るときに何を来ているだろうか。 もうこの季節になると、パンツ一丁では風邪を引いてしまうでしょうね。 おそらく、パジャマを着て寝ている人が多いのではないだろうか。 パジャマ。 語源は「パン・ジャメル」というポルトガル人が、1880年に寝間…

季節外れの蚊

夏が終わり、秋風が吹く頃。 ひとりの老婆の右手の甲に、一匹の蚊が留まっておった。 こんな季節に珍しいもんだと、その老婆は思った。 これから冬が来れば、この蚊も長くは生きられまい。 そんなことを考えているうちに、小さな蚊はお腹を赤く膨れさせ、ふ…

ピスタチオ、ラブ。その2

前回までのあらすじ 私は生まれた時からピスタチオ。 殻が割れていないピスタチオ。 真っ暗な闇の外からは、殻の割れていないピスタチオは、即ゴミ箱行きと言われている。 そして、ついに私はピスタチオを食べているある男の手の中に! ピスタチオ、ラブ。そ…

ピスタチオ、ラブ。

私はピスタチオ。 もともと、私がピスタチオだということをわかっていたわけではない。 ピスタチオの原産国を知っているだろうか。 私も知らない。 なにせ、生まれた時からピスタチオだった私は、物心ついた時からピスタチオだったのだから。 どこで生まれた…

新しい家族

今日は、我が家に新しい家族が増えました! とっても大きな子で、少しクールですがとてもいい子です! これからは仲良くやっていきたいと思います! まだなにも入ってないので、これからたくさん入れます! ちなみに隣のレンジ台も今日来ました! 2人で組み…

JIN SEINO KIR ONIT ATSU

志保と次は割り勘で食事に行く約束をしてからは、LINEでよくやり取りを交わしていた。 お互いのバイト先が近く、職種も居酒屋で同じだったこと、家も近く同じ方向だったこともあり、バイト終わりにいっしょに帰ることが多くなった。 彼女の家の前の公園のベ…

継続はちからんなりん

ブログを毎日書くということは、特に誰に指示されたわけではない。 しかし、こう毎日続けていると、書かないことに少なからず妥協の念を感じ得ない。 こうして、書くことがない時も、こうして書くことがないことを書くことができる。 しかし、こういうことが…

フィマ

昔のブログを読み返してみる。 中学3年生の頃のブログがある。 2006年11月くらいから2012年の記事まであるが、2007年の冬くらいまでの更新だ。 あとは、思い出したように書いてある。 その一番最初あたりの記事を読んでいくと、全部「暇だ」しか書いていない…

辛い食べ物について

「辛い」は「痛い」。 口の中や唇がとても痛い。 なんで辛い食べ物を食べるのだろう。 疑問に思った私は調べてみた。 辛いものはうまいからだ!

焼肉マスター・拓

焼肉。 人々の食欲をくすぐる香り。肉が奏でるジューシーな音。 とある焼肉屋に立ち上る煙の中、真剣な目つきで肉を焼く一人の男がいた。 彼の名前はマスター・拓(27歳) 知る人ぞ知る、焼肉界のレジェンド。 人は彼を、【焼肉マスター】と呼ぶ。 ♪〜 拓「…

大顔面人についての幾つかの考察

大顔面人【ダイガンメンジンーDaigammenginー】 一般的なヒトと比べて、顔面の表面積が広いヒト。顔デカ。 表面積の広さが脳の大きさに関係するという学説も多いが、明確な根拠に乏しい。 ルーツはネアンデルタール人とされており、顔面の広さで繁殖力の旺盛…

ショーシン

初心忘るべからず。 初志貫徹。 一歩ずつ偉くなっても、いつでも幸せを願い生きていこう。 新しい人生が始まる。 【訳:昇進 偉ぶったり上司ぶったりせず、堅実に生きていこう。 お金を貯めよう。】

6月のアヒル

3月のライオン、的な。 3月のライオンって、なんで3月のライオンなんだろ。 ひまわりのことか?早咲きのひまわりか? 遅咲きのヒマワリもあったな。 2010年の今日、私は何をしていただろうか。 その答えを持っている。 私が2008年10月から書いている古いブロ…

【劇場版】という響き

先日、遅ればせながらコードブルーの劇場版を観に行った。 志保がドラマの再放送を見ていたため、横でチラ見で内容はある程度わかっていた。 怪我人を搬送するのではなく、怪我人の元へ医者を運ぶドクターヘリ、そのヘリに乗って現場で人命救助に当たる医師…

ファイナルファンタジーⅥ

スーパーファミコンミニを買ってからしばらくやってなかった。 ので、今日からファイナルファンタジーⅥをやってみようと思う。 FFシリーズは初めてプレイするので、ドキドキドッキングーググーだ。 魔大戦から1000年後のお話。魔大戦とは魔法を使った戦争の…

butter

甘くて優しい君を 求めようとした僕の指の間を サラサラとかすめていく 君は生クリーム シュガーを少しあげよう 君が僕のものになるように もう身を固めたらどう 僕のホイッパーの中で がむしゃらに 君をかき乱して 無理やりに 冷たくしたりして 混ぜすぎた…

虚無

時計の針が昼の12時を回ってからの午後は、まるで坂を下る自転車のように速く進んでいく。次に目覚めるとき、すでに日は落ちて、何も羽織らずにごろ寝した身体が冷えていることだろう。フローリングに敷いた青いカーペットの上に、黒い座布団を2つ折りにして…

集え!

私は怒っていた。 かの暴虐の自販機を許すまじと、蹴り飛ばしたい衝動を抑え込んでいた。 ここは駅のホーム。人目を気する私は、自販機に貼ってあったシールを写真に収めた。 話は2分前に遡る。 私は渇いていた。 前日のバーボンウィスキーのソーダ割りは、…

SO SHITE BOKURAHA…

志保との出会いを振り返ると、あの頃は4年以上も前のことなのだと、感慨深いものがある。 小学生6年生が高校生になっているということだ。身長もすごく伸びるだろう。 彼女の妹も、私と付き合い始めた頃は高校生だった。今は大学生になり髪の毛を派手に染め…

GUZEN TO UN MAY.

人生とは偶然の重なりなのか、はたまた全て運命によりあらかじめ決まっているものなのか。 たまに正夢を見ることがある。 デジャヴとも言うか。 ある光景を見ることが初めてではないような気がするという、不思議な体験だ。 そんな時、私はよく抵抗する。 例…

NARE SO ME

志保と最初に出会ったのは、大学4年の5月だった。 その日、大学のサークルで新入生の歓迎会があった。 大学生とは、酒を飲む生き物である。どこかの偉い人がそんな言葉を遺してくれていれば、私の大学生活も少しは報われるのかもしれない。 それほどまでに、…

ウタエット

みなさんは、ウタエットという商品をご存知だろうか。 周りを気にせず、大きな声で歌えるというグッズだ。 電池も不要、洗えて衛生的で、お風呂でも使える。 自分の声を極限まで小さくしてくれるという代物だ。 メガホンの逆バージョンといえばわかりやすい…

毎日がスペシウム光線ビビビッ!

私は先日、9月8日をもって27歳となった。 豪華な食事に、美味しいシャンパンと素敵なプレゼントでお祝いをしてもらい、実に素晴らしい時間を過ごすことができた。 人に祝ってもらうというのは、本当に恵まれていることだ。 感謝をしなくてはならない。 さて…