タイヤードタイヤ
くたびれたタイヤはころころと転がり、やがて倒れた。
ゴムの弾力は失われ、渇いたひび割れの中に砂利が詰まっている。
こんな具合に、私は疲れ、果て、眠る。
また体を起こした朝に向けて、ころころと進む。
いつ終わるとも知れない明日を待ち、いつ終わるやも知れない今日を生きる。
そんなわけでブログを毎日書くことに飽きたわけではなく、疲れて眠ると今日が終わってしまうのであった。
何気なく過ぎる毎日に、書き留めておくべきことがないかと探している。
今日この日が終わる前に、今日この日があったことを書き記し、私の道程を明らかにしたい。
そんな崇高な思いは、眠気の前に気力を無くし、朝日が顔を照らす。
カオテラス。
テラカオス。
今日は、エスカレーターで前にいたおじさんの靴のかかとの部分が、「ぽとり」と落ちたのを見て、そのままにしておいた。