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大顔面人についての幾つかの考察

大顔面人【ダイガンメンジンーDaigammenginー】

一般的なヒトと比べて、顔面の表面積が広いヒト。顔デカ。

表面積の広さが脳の大きさに関係するという学説も多いが、明確な根拠に乏しい。

ルーツはネアンデルタール人とされており、顔面の広さで繁殖力の旺盛さを競い合っていたとされる。

顔がでかいということは、明治時期より顕著になっていたが、的確な弄りやいじめに繋がっていくのは、昭和後期から平成初期にかけてであり、顔がでかいという認知そのものが日本において薄かった。

近年で顔デカの明確な弄り方を確立したのが、お笑い芸人のFUJIWARA藤原敏史の「顔でかいからや!」という自虐ツッコミとされており、この自己申告のない限りにおいて、顔がでかいことに対しての羞恥や引け目すらなかった。

これ以降、大顔面人たちはその顔のでかさに悩まされることとなるが、それも数年のことであった。

平成後期にあらゆる人種の存在が確認され、その存在に対し名称が割り当てられることとなる。

精神的な病気としてうつ病という診断があるように、無職の人間が拠り所を失い「無敵の人」と称され、SNSに没頭する若者を「インスタグラマー」や「ツイッター民」などと呼ぶようになる。

この流れに乗じ、顔がでかい人間を「大顔面人」と呼ぶようになる学派が現れる。

名称が浸透するにつれ、大顔面人の顔面はさらに拡大を続け、その顔の大きさで大顔面人の集合体でヒエラルキーが作られる。

大顔面人の中でもひときわ顔のデカイヒトを、「極大顔面人」と呼ぶ。彼らの間では通称「顔面」と呼ばれ、そのコミュニティそのものを代表する人格者として崇められている。

とはいえ、まだ市民権を得るには発足より日が浅く、大顔面人という呼称については、ただの顔でか以外に意味は無い。