朝起きること岩の如し
ズシリときました。
朝、目覚める時はゴスペラーズの「永遠に」が流れます。
さあ、朝がやってきたと思ったその時、身体は岩のように硬く、ズシリと重かったのです。
これが老いです。
昨日の20分間の代償はあまりにも大きかった。
しかしなぜでしょう。
不快感はなく、むしろ心地よくさえあります。
嘘です。
とてもつらい朝でした。
こんなことならもうちょっと妥協しとけばよかったとさえ思いました。
眠いし。
しかし、初日の朝はこんなもんでしょうと、自分に言い聞かせます。
1日働いて夜にはなんとなく体調も悪くない。
流石に平日、翌日に出勤が控えている日は10分の往復はきついと思ったので、6分の往復とすることにしました。
続けることが大事です。
20分走れたのだから、12分は余裕だろと思いましたが、意外に疲れました。
逆によく20分走れたなと、感心しました。
この時期の夜は気温もちょうど良く、秋真っ只中という具合です。
どうしてもこの季節に思い出すのは、中2の部活終わりか、高3の受験の時期の帰路です。
今日のお供の音楽、with music、つまりウィユージックはBUMP OF CHICKENの大ヒットアルバム「jupiter」。
天体観測をはじめとして、stage of the ground、ベル、キャッチボール、ダンデライオンなど、彼らのストーリー性のある歌詞が特徴的なメジャーアルバムだ。
これ聞くと、高3の勉強がんばってるフリが辛かったあの時が苦々しくも、未来への期待と不安がない混ぜになった、例えば、夕暮れに遊ぶ子供たちに、それでも夜はやって来るような、初めて誰かを殴ったとき、拳ではない何かが痛かったような、僕らは右や左に曲がりたかったわけじゃない、ただ真っ直ぐ進む道がわからなかったんだ、的な、なんとも形容し難い思いと、髭の生えた18歳と自転車を走らせた、深く青い夜の記憶がフラッシュバックしたような気がしました。
フラッシュバックって、なんでしょう。
オーバーラップ、ということとは違うのでしょうか。
明日の朝も、おそらく岩の如し。
それでも今日は眠る。明日は来る。